2016年06月08日
会社を作って節税する①~税金は本来は貧乏人のためのもの?~
皆さん、こんばんは。
本日から新章に入ります。
皆さんはロビン・フッドをご存知ですか?
金持ちからお金を盗って貧乏人に分け与えたというロビン・フッドのお話は映画化などもされていて、
映画ではヒーローとして描かれていますよね。
ロビン・フッドの話は遠い昔のことですが、彼をヒーローだと思う人たちは今もたくさんいます。
「なぜ、金持ちはもっと税金を払わないのだ?」とか
「金持ちは金に困っている人を助けるためにもっと税金を払うべきだ」よ言う人たちです。
彼らはみんなロビン・フッドの信奉者です。
中流以下の人間にとって一番の頭痛の種である税金は、このロビン・フッドの物語が生み出した幻想、
つまり「金持ちからお金を取って貧しい人に与える」という考えに由来しています。

つまり、中流家庭に重い税金が課せられているのは、このロビン・フッド的な理想論のせいなのです。
お金持ちには税金は課されない。
実際に貧しい人のために税金を払っているのは中流に属する人たちで、
とくに、充分な教育を受け高い収入を得ている中流の人たちが払っています。
なぜそんなことになっているのか、それを理解するためには歴史を振り返る必要があります。
アメリカとイギリスには本来税金というものがありませんでした。
ただし、戦争のために一時的に税金が取り立てられるということはありました。
そんなときは、国王や大統領が国民に「お触れ」を出して、みんなに少しずつお金を出すように要求しました。
例えば、イギリスでは1799年から1816年にかけて、ナポレオンの戦いのために税金を取り立てました。
アメリカでは1861年から1865年のあいだ、南北戦争のために税金が課されました。
イギリスで所得税が国民から毎年取り立てられるようになったのは1874年のことです。
アメリカでは、1913年の国憲法修正十六条の採択と共に所得税が毎年取り立てられるようになりました。
アメリカ国民はかつて税金制度に激しく反対をしたことがあります。
独立戦争のきっかけともなったかの有名な『ボストン茶会事件』の原因となったのは、
紅茶にかけられていた重すぎる税金でした。
アメリカでもイギリスでも、所得税を毎年課税するという考えを定着させるのに50年かかりました。
歴史の授業でこれらの年号を覚えるのも大切なことですが、それだけでは見えてこないことがあります。
それは、アメリカでもイギリスでも、所得税が導入された当初は金持ちだけを対象としていたことです。
そもそも税金が多くの人に受け入れられるようになったのは、
政府が中流以下の人たちに「税金とは金持ちを罰するために課す制度である」という考えを吹き込んだためでした。
国民の多くが税法に賛成の票を入れ、税の取り立てが憲法上認められるようになった背景には、
このような事情があったのです。
ですが、本来は金持ちを罰することを目的として作られたこの税金が、
実際は税の法制化を支持した本人である、中流以下の人々を罰するものになってしまいました。
ひとたびお金の味を味わった政府の食欲は大きくなる一方でこのような結果を生んでしまったのです。
本日から新章に入ります。
皆さんはロビン・フッドをご存知ですか?
金持ちからお金を盗って貧乏人に分け与えたというロビン・フッドのお話は映画化などもされていて、
映画ではヒーローとして描かれていますよね。
ロビン・フッドの話は遠い昔のことですが、彼をヒーローだと思う人たちは今もたくさんいます。
「なぜ、金持ちはもっと税金を払わないのだ?」とか
「金持ちは金に困っている人を助けるためにもっと税金を払うべきだ」よ言う人たちです。
彼らはみんなロビン・フッドの信奉者です。
中流以下の人間にとって一番の頭痛の種である税金は、このロビン・フッドの物語が生み出した幻想、
つまり「金持ちからお金を取って貧しい人に与える」という考えに由来しています。

つまり、中流家庭に重い税金が課せられているのは、このロビン・フッド的な理想論のせいなのです。
お金持ちには税金は課されない。
実際に貧しい人のために税金を払っているのは中流に属する人たちで、
とくに、充分な教育を受け高い収入を得ている中流の人たちが払っています。
なぜそんなことになっているのか、それを理解するためには歴史を振り返る必要があります。
アメリカとイギリスには本来税金というものがありませんでした。
ただし、戦争のために一時的に税金が取り立てられるということはありました。
そんなときは、国王や大統領が国民に「お触れ」を出して、みんなに少しずつお金を出すように要求しました。
例えば、イギリスでは1799年から1816年にかけて、ナポレオンの戦いのために税金を取り立てました。
アメリカでは1861年から1865年のあいだ、南北戦争のために税金が課されました。
イギリスで所得税が国民から毎年取り立てられるようになったのは1874年のことです。
アメリカでは、1913年の国憲法修正十六条の採択と共に所得税が毎年取り立てられるようになりました。
アメリカ国民はかつて税金制度に激しく反対をしたことがあります。
独立戦争のきっかけともなったかの有名な『ボストン茶会事件』の原因となったのは、
紅茶にかけられていた重すぎる税金でした。
アメリカでもイギリスでも、所得税を毎年課税するという考えを定着させるのに50年かかりました。
歴史の授業でこれらの年号を覚えるのも大切なことですが、それだけでは見えてこないことがあります。
それは、アメリカでもイギリスでも、所得税が導入された当初は金持ちだけを対象としていたことです。
そもそも税金が多くの人に受け入れられるようになったのは、
政府が中流以下の人たちに「税金とは金持ちを罰するために課す制度である」という考えを吹き込んだためでした。
国民の多くが税法に賛成の票を入れ、税の取り立てが憲法上認められるようになった背景には、
このような事情があったのです。
ですが、本来は金持ちを罰することを目的として作られたこの税金が、
実際は税の法制化を支持した本人である、中流以下の人々を罰するものになってしまいました。
ひとたびお金の味を味わった政府の食欲は大きくなる一方でこのような結果を生んでしまったのです。
2016年06月07日
自分のビジネス④~今の仕事を続けながら、資産を蓄える~
皆さん、こんばんは。
前回は『本当の資産』がどんなものなのかを書きました。
その『本当の資産』を今の仕事を続けながら、蓄えていってください。

私も昼間の仕事を続けながら、自分のビジネスを築くことを忘れませんでした。
私はいつも資産を増やすことを心がけ、不動産や小型株などを売ったり買ったりしました。
以前、ファイナンシャル・リテラシーの重要さをお話しましたが、
会計の仕組みや現金の運用の仕方についてよく理解すればするほど、
投資の際の分析能力が高まり、ひいては自分の会社を起こすことにつながります。
ただ、本当にやる気がある人でないかぎり、会社を起こすことを勧めません。
会社を運営するのは大変だからです。
その苦労は誰にでも勧められるものではありません。
仕事が見つからなくて、自分で会社を起こすことが一つの解決法として考えられる場合もよくあります。
しかし、そんな風にして始めた会社の成功率は低いです。
10社中9社は5年でつぶれ、5年間生き残った企業も10社のうち9社は遅かれ早かれつぶれます。
だから、「会社を始めたい」とよほど強く思っていないかぎりそんなことはしないほうがいいです。
それよりも、今の仕事を続けながら、その一方で自分のビジネスを持つことを考えるべきです。
「自分のビジネスを持つ」とは、本当の意味での資産を増やし、それを維持することを意味しています。
一度手にしたお金は出て行かないようにする。
あなたの貸借対照表の資産欄に入ってきたお金は、あなたのために働いてくれる労働者だと考えるといいです。
お金のいいところは人間と違って24時間働いてくれるし、次の世代へ受け継ぐこともできる点です。
あなたは昼間の仕事を続けて構いません。
一生懸命働き立派な会社員でいるのも構いません。
ただ、それと同時に資産を増やすことを忘れないようにすることです。
キャッシュフローが増えてくれば、ぜいたく品を手に入れることも可能です。
金持ちと中流以下の人間の大きな違いは、中流以下の人間がお金を手にするとまずぜいたく品を買おうとするのに対して、
お金持ちはぜいたく品を最後に回すことです。
中流以下の人間は、自分にお金があることを見せびらかすために大きな家を買ったり、
ダイヤモンドや毛皮、貴金属といったぜいたく品を購入します。
彼らは確かにお金があるように見えるかもしれないが、現実には借金地獄へと深くはまりこむだけです。
親代々の資産家、長い間裕福な状態を続けているお金持ちたちは、まず最初に資産を築きます。
そのあとで、資産から生み出された収入でぜいたく品を買います。
中流以下の人間は、自分の血と汗の結晶と子供へ相続すべき財産とを使ってぜいたく品を買います。
本物のぜいたくは、本当の資産に投資し、資産を増やした結果与えられるいわば『ご褒美』です。
例えば、アパートからの家賃収入として余分なお金が手にし、そのお金でベンツを買う。
その代金は『アパートが払ってくれた』わけだから、
本人がよけいに働いたり、とくに危険な投資に手を出す必要もありません。
その代わり、アパートからの収益が増えて車を買うのに充分な現金を生むようになるまで
数年待たなければなりません。
しかし、そのおかげでベンツというぜいたく品が本当の『ご褒美』となったともいえます。
なぜなら、よけいな利益をあげたことで、資産を増やす方法をマスターしたことが実証さるるのですから。
こうして購入したベンツは単なる新車以上の意味を持ちます。
それは、自分のファイナンシャル・インテリジェンスを使って得たものだからです。
多くの人がよくやる間違いは、
クレジットカードやローンを使って新車やぜいたく品を衝動買いしてしまうことです。
いま持っているものに飽きてくると新しいおもちゃがほしくなって物を買う。
しかし、借金をしてぜいたく品を買った場合、その借金が経済的な負担となり、
その挙句その物を見るのも嫌になるというのはよくあることです。
じっくり時間をかけて投資をして自分自身のビジネスを築きあげたら、
いよいよ、お金持ちになる最大の秘訣(お金持ちが『その他大勢』から抜け出し先に行くための秘訣)を
学ぶ準備が整ったことになります。
前回は『本当の資産』がどんなものなのかを書きました。
その『本当の資産』を今の仕事を続けながら、蓄えていってください。

私も昼間の仕事を続けながら、自分のビジネスを築くことを忘れませんでした。
私はいつも資産を増やすことを心がけ、不動産や小型株などを売ったり買ったりしました。
以前、ファイナンシャル・リテラシーの重要さをお話しましたが、
会計の仕組みや現金の運用の仕方についてよく理解すればするほど、
投資の際の分析能力が高まり、ひいては自分の会社を起こすことにつながります。
ただ、本当にやる気がある人でないかぎり、会社を起こすことを勧めません。
会社を運営するのは大変だからです。
その苦労は誰にでも勧められるものではありません。
仕事が見つからなくて、自分で会社を起こすことが一つの解決法として考えられる場合もよくあります。
しかし、そんな風にして始めた会社の成功率は低いです。
10社中9社は5年でつぶれ、5年間生き残った企業も10社のうち9社は遅かれ早かれつぶれます。
だから、「会社を始めたい」とよほど強く思っていないかぎりそんなことはしないほうがいいです。
それよりも、今の仕事を続けながら、その一方で自分のビジネスを持つことを考えるべきです。
「自分のビジネスを持つ」とは、本当の意味での資産を増やし、それを維持することを意味しています。
一度手にしたお金は出て行かないようにする。
あなたの貸借対照表の資産欄に入ってきたお金は、あなたのために働いてくれる労働者だと考えるといいです。
お金のいいところは人間と違って24時間働いてくれるし、次の世代へ受け継ぐこともできる点です。
あなたは昼間の仕事を続けて構いません。
一生懸命働き立派な会社員でいるのも構いません。
ただ、それと同時に資産を増やすことを忘れないようにすることです。
キャッシュフローが増えてくれば、ぜいたく品を手に入れることも可能です。
金持ちと中流以下の人間の大きな違いは、中流以下の人間がお金を手にするとまずぜいたく品を買おうとするのに対して、
お金持ちはぜいたく品を最後に回すことです。
中流以下の人間は、自分にお金があることを見せびらかすために大きな家を買ったり、
ダイヤモンドや毛皮、貴金属といったぜいたく品を購入します。
彼らは確かにお金があるように見えるかもしれないが、現実には借金地獄へと深くはまりこむだけです。
親代々の資産家、長い間裕福な状態を続けているお金持ちたちは、まず最初に資産を築きます。
そのあとで、資産から生み出された収入でぜいたく品を買います。
中流以下の人間は、自分の血と汗の結晶と子供へ相続すべき財産とを使ってぜいたく品を買います。
本物のぜいたくは、本当の資産に投資し、資産を増やした結果与えられるいわば『ご褒美』です。
例えば、アパートからの家賃収入として余分なお金が手にし、そのお金でベンツを買う。
その代金は『アパートが払ってくれた』わけだから、
本人がよけいに働いたり、とくに危険な投資に手を出す必要もありません。
その代わり、アパートからの収益が増えて車を買うのに充分な現金を生むようになるまで
数年待たなければなりません。
しかし、そのおかげでベンツというぜいたく品が本当の『ご褒美』となったともいえます。
なぜなら、よけいな利益をあげたことで、資産を増やす方法をマスターしたことが実証さるるのですから。
こうして購入したベンツは単なる新車以上の意味を持ちます。
それは、自分のファイナンシャル・インテリジェンスを使って得たものだからです。
多くの人がよくやる間違いは、
クレジットカードやローンを使って新車やぜいたく品を衝動買いしてしまうことです。
いま持っているものに飽きてくると新しいおもちゃがほしくなって物を買う。
しかし、借金をしてぜいたく品を買った場合、その借金が経済的な負担となり、
その挙句その物を見るのも嫌になるというのはよくあることです。
じっくり時間をかけて投資をして自分自身のビジネスを築きあげたら、
いよいよ、お金持ちになる最大の秘訣(お金持ちが『その他大勢』から抜け出し先に行くための秘訣)を
学ぶ準備が整ったことになります。
2016年06月06日
自分のビジネス③~本当の資産とは?~
皆さん、こんばんは。
前回は『自分のビジネスを持つ=本当の資産を持つ』というお話をしました。
それでは、その本当の資産とは何でしょう?

私があなたやあなたの子供たちに買うように勧める資産とはどんなものでしょう?
私が考える『本当の資産』を次に挙げてみます。
①自分がその場にいなくても収入を生み出すビジネス。
例えば、会社を所有している場合、実際の運営は他人に任せているのであれば、自分のビジネスと呼べます。
もし、自分がその場にいて働かなければいけないのならば、それはビジネスとは言えません。
自分の『仕事』です。
②株
③債権
④収入を生む不動産
⑤手形、借用証書
⑥音楽、書籍などの著作権、特許権
⑦その他、価値のあるもの、収入を生み出すもの、市場価値のある物品など
上記に挙げた資産で自分が一番好きな資産を手に入れてください。
例えば、土地や建物が好きな人は、不動産を買い集めるのもいいでしょう。
好きであれば、購入するためにあちこち回ったり、一日中見て回るのも楽しめるでしょう。
反対に不動産が嫌いな人は、それに手を出すべきではありません。
私は株が好きなので、株を買っています。
新しく株が発行される時は大儲けのチャンスです。
私はこういうゲームが好きです。
たいていの人は小さな会社の株を買うのを怖がり、危険が多すぎると言います。
実際確かに危険は多いが、投資が大好きで、それを理解するために勉強し、
ゲームのやり方を心得ていればその危険は回避できます。
小さな会社の株に私が投資する際のコツは一年以内に売却することです。
不動産投資の方のコツはこれと異なり、まず小さい物件を購入し、それをどんどん大きな物件に買い換えるやり方です。
こうすれば売買によって得た利益に対する税金の支払いを遅らせることができ、
結果としてその物件の価値を何倍にも増やすことができます。
前回は『自分のビジネスを持つ=本当の資産を持つ』というお話をしました。
それでは、その本当の資産とは何でしょう?

私があなたやあなたの子供たちに買うように勧める資産とはどんなものでしょう?
私が考える『本当の資産』を次に挙げてみます。
①自分がその場にいなくても収入を生み出すビジネス。
例えば、会社を所有している場合、実際の運営は他人に任せているのであれば、自分のビジネスと呼べます。
もし、自分がその場にいて働かなければいけないのならば、それはビジネスとは言えません。
自分の『仕事』です。
②株
③債権
④収入を生む不動産
⑤手形、借用証書
⑥音楽、書籍などの著作権、特許権
⑦その他、価値のあるもの、収入を生み出すもの、市場価値のある物品など
上記に挙げた資産で自分が一番好きな資産を手に入れてください。
例えば、土地や建物が好きな人は、不動産を買い集めるのもいいでしょう。
好きであれば、購入するためにあちこち回ったり、一日中見て回るのも楽しめるでしょう。
反対に不動産が嫌いな人は、それに手を出すべきではありません。
私は株が好きなので、株を買っています。
新しく株が発行される時は大儲けのチャンスです。
私はこういうゲームが好きです。
たいていの人は小さな会社の株を買うのを怖がり、危険が多すぎると言います。
実際確かに危険は多いが、投資が大好きで、それを理解するために勉強し、
ゲームのやり方を心得ていればその危険は回避できます。
小さな会社の株に私が投資する際のコツは一年以内に売却することです。
不動産投資の方のコツはこれと異なり、まず小さい物件を購入し、それをどんどん大きな物件に買い換えるやり方です。
こうすれば売買によって得た利益に対する税金の支払いを遅らせることができ、
結果としてその物件の価値を何倍にも増やすことができます。
2016年05月24日
自分のビジネス②~自分のビジネスを持つ=本当の資産を持つ~
皆さん、こんばんは。
前回も教育制度について少し触れましたが、
学校教育の問題点は、そこを卒業した人間が、学校で習得した能力を使った仕事に就くことが多いという点です。
たとえば、料理の勉強をした人はコックになる。
法律を学んだ人は弁護士、自動車整備の資格を取れば整備士になります。
習得した学問をもとに職業に就くことに問題があるのは、
そうすることで自分自身のビジネスを持つことを忘れてしまう人が多いからです。
そういう人は自分の人生を、他人のビジネスのために心をくだき、
その人をお金持ちにさせることに費やしているようなものです。
経済的な安定を確保しようとするなら、自分のビジネスを持つことが必要です。
自分のビジネスは『収入』ではなく、『資産』を中心に展開する。
前に述べたように、お金持ちになるための第一の秘訣は、
資産と負債の違いを知り、資産を購入することです。
お金持ちは資産につねに注目し、そうでない人間は給与明細票の数字ばかり気にします。
次のような言葉をよく耳にするのは、いま述べたような違いが大きな原因です。
「給料が増えないとやっていけない。」
「昇進さえすればなぁ。」
「もっといい仕事につくためにまた学校に通おう。」
「残業してもっと稼ごう」
「どこかでアルバイトでもするかなぁ。」
このような言葉に代表される考え方が賢い選択につながる場合もないわけではありません。
しかし、こんなことを言っている段階ではまだ自分のビジネスを持つことに考えが至りません。
頭の中にあるのは給与明細票の数字ばかりです。
さまざまな支払いを済ませたあとのお金を収入を生み出す資産にまわし、
そこから充分な収入を得られるようにならないかぎり、給料はその人の経済的安定には少しも役に立ちません。
中流以下の人の大半がお金について保守的である理由、
つまり、「お金に余裕がないから危険は冒せない」と言って安全策をとりがちな最大の理由は、
彼らの財産の基盤が整っていないことです。
だから今の仕事にしがみついているしかない。
安全な道を選ぶしかないのです。
企業のダウンサイジングが盛んに行われるようになると、何百万人もの労働者が、
自分たちが最大の資産と呼んでいる持ち家が自分達の首を絞めていることに気がつきました。
つまり、『資産』であるはずの家のおかげで、毎月支出を強いられている。
もう一つの『資産』である自家用車も家計を圧迫している。
おまけに倉庫にしまってある10万円もしたゴルフ用品は、今ではそれだけの価値はなくなっています。
安定していると思っていた仕事を失った彼らには、ほかに頼るものは何もない。
いざ財政難に陥ってみると、それまで自分達が資産だと思っていたものは何の役にも立たなかったのです。
家や車を買うために銀行のローンの申込みをしたことがある人は多いと思いますが、
あの申込書の『純資産』の欄をながめるのはなかなかおもしろい。
…と言うのは、銀行や会計の業務上、
資産として計上することが許されているものに意外なものがあったりするからです。
この『純資産』の欄の純資産額は正確なものではありません。
その大きな理由の一つは、単純な話ですが、
資産を売った時に利益が出ればそれにはすべて税金がかかるということです。
収入が減ったときに経済状態がひどく悪くなる人は大勢います。
そういう人は、現金を得る為に資産を売ります。
このときまず問題なのは、たいていの場合こういった『資産』は
個人の貸借対照表に記載されている価格のほんの何分の一かの値段でしか売れないことです。
おまけに、資産を売却して利益が生じた場合はその利益に対して税金がかかります。
普段の収入からだけでなく、ここでも政府は自分の取り分を差し引きます。
そして、人々が借金返済に利用できるはずのお金を目減りさせるのです。
純資産がその人が思っているよりも価値が低いことがよくあると私が言う理由はここにあります。
だから、自分のビジネスを持つことを考え始めるのが大事なのです。
これまでやってきた昼間の仕事は続けながら、
本当の資産、つまり自分では資産と思っていても実際は負債だったり、
買った時点で大きく価値が減少してしまう消費財ではなく、利益を産む本当の資産を買い始めることです。
新車の値段は車がディーラーの手を離れ、
あなたが道路を走らせた瞬間にもとの四分の三近くになってしまいます。
たとえ銀行が資産に含めることを認めたとしても、こんなものは本当の資産とは言えません。
4万円のチタンのドライバーもティーショットを打った瞬間にその価値は1万5千円になってしまいます。
仕事を持って独立している成人には、
支出を低く抑え、負債を減らし、
確実な資産の基盤を築くように努めることをお勧めします。
まだ親から独立していない若者の場合は、親が資産と負債の違いを子供に教えることが重要です。
子供達が親から独立し、結婚して新居を構え、子供を作り、一つの仕事にしがみつく一方で
ひたすらクレジットカードで物を買いまくるような危険な財政状態に陥る前に、
彼らに確実な資産を築き始めさせることが大切です。
結婚して一生借金に追われる生活に自分を追い込んでいる若い夫婦がどんなに多いことでしょう。
たいていの場合、一番下の子供が独立すると同時に、
親達は自分の定年後の準備が充分にできていないことに気付き、慌ててお金を貯め始めます。
それから、自分達の老いた親が病気になり、また新たな責任が自分達の肩にかかっていることに気付きます。

前回も教育制度について少し触れましたが、
学校教育の問題点は、そこを卒業した人間が、学校で習得した能力を使った仕事に就くことが多いという点です。
たとえば、料理の勉強をした人はコックになる。
法律を学んだ人は弁護士、自動車整備の資格を取れば整備士になります。
習得した学問をもとに職業に就くことに問題があるのは、
そうすることで自分自身のビジネスを持つことを忘れてしまう人が多いからです。
そういう人は自分の人生を、他人のビジネスのために心をくだき、
その人をお金持ちにさせることに費やしているようなものです。
経済的な安定を確保しようとするなら、自分のビジネスを持つことが必要です。
自分のビジネスは『収入』ではなく、『資産』を中心に展開する。
前に述べたように、お金持ちになるための第一の秘訣は、
資産と負債の違いを知り、資産を購入することです。
お金持ちは資産につねに注目し、そうでない人間は給与明細票の数字ばかり気にします。
次のような言葉をよく耳にするのは、いま述べたような違いが大きな原因です。
「給料が増えないとやっていけない。」
「昇進さえすればなぁ。」
「もっといい仕事につくためにまた学校に通おう。」
「残業してもっと稼ごう」
「どこかでアルバイトでもするかなぁ。」
このような言葉に代表される考え方が賢い選択につながる場合もないわけではありません。
しかし、こんなことを言っている段階ではまだ自分のビジネスを持つことに考えが至りません。
頭の中にあるのは給与明細票の数字ばかりです。
さまざまな支払いを済ませたあとのお金を収入を生み出す資産にまわし、
そこから充分な収入を得られるようにならないかぎり、給料はその人の経済的安定には少しも役に立ちません。
中流以下の人の大半がお金について保守的である理由、
つまり、「お金に余裕がないから危険は冒せない」と言って安全策をとりがちな最大の理由は、
彼らの財産の基盤が整っていないことです。
だから今の仕事にしがみついているしかない。
安全な道を選ぶしかないのです。
企業のダウンサイジングが盛んに行われるようになると、何百万人もの労働者が、
自分たちが最大の資産と呼んでいる持ち家が自分達の首を絞めていることに気がつきました。
つまり、『資産』であるはずの家のおかげで、毎月支出を強いられている。
もう一つの『資産』である自家用車も家計を圧迫している。
おまけに倉庫にしまってある10万円もしたゴルフ用品は、今ではそれだけの価値はなくなっています。
安定していると思っていた仕事を失った彼らには、ほかに頼るものは何もない。
いざ財政難に陥ってみると、それまで自分達が資産だと思っていたものは何の役にも立たなかったのです。
家や車を買うために銀行のローンの申込みをしたことがある人は多いと思いますが、
あの申込書の『純資産』の欄をながめるのはなかなかおもしろい。
…と言うのは、銀行や会計の業務上、
資産として計上することが許されているものに意外なものがあったりするからです。
この『純資産』の欄の純資産額は正確なものではありません。
その大きな理由の一つは、単純な話ですが、
資産を売った時に利益が出ればそれにはすべて税金がかかるということです。
収入が減ったときに経済状態がひどく悪くなる人は大勢います。
そういう人は、現金を得る為に資産を売ります。
このときまず問題なのは、たいていの場合こういった『資産』は
個人の貸借対照表に記載されている価格のほんの何分の一かの値段でしか売れないことです。
おまけに、資産を売却して利益が生じた場合はその利益に対して税金がかかります。
普段の収入からだけでなく、ここでも政府は自分の取り分を差し引きます。
そして、人々が借金返済に利用できるはずのお金を目減りさせるのです。
純資産がその人が思っているよりも価値が低いことがよくあると私が言う理由はここにあります。
だから、自分のビジネスを持つことを考え始めるのが大事なのです。
これまでやってきた昼間の仕事は続けながら、
本当の資産、つまり自分では資産と思っていても実際は負債だったり、
買った時点で大きく価値が減少してしまう消費財ではなく、利益を産む本当の資産を買い始めることです。
新車の値段は車がディーラーの手を離れ、
あなたが道路を走らせた瞬間にもとの四分の三近くになってしまいます。
たとえ銀行が資産に含めることを認めたとしても、こんなものは本当の資産とは言えません。
4万円のチタンのドライバーもティーショットを打った瞬間にその価値は1万5千円になってしまいます。
仕事を持って独立している成人には、
支出を低く抑え、負債を減らし、
確実な資産の基盤を築くように努めることをお勧めします。
まだ親から独立していない若者の場合は、親が資産と負債の違いを子供に教えることが重要です。
子供達が親から独立し、結婚して新居を構え、子供を作り、一つの仕事にしがみつく一方で
ひたすらクレジットカードで物を買いまくるような危険な財政状態に陥る前に、
彼らに確実な資産を築き始めさせることが大切です。
結婚して一生借金に追われる生活に自分を追い込んでいる若い夫婦がどんなに多いことでしょう。
たいていの場合、一番下の子供が独立すると同時に、
親達は自分の定年後の準備が充分にできていないことに気付き、慌ててお金を貯め始めます。
それから、自分達の老いた親が病気になり、また新たな責任が自分達の肩にかかっていることに気付きます。

2016年05月23日
自分のビジネス①~マクドナルド社のビジネス~
皆さん、こんばんは。
今日から新章突入です。
早速ですが、
あなたのビジネスは何ですか?
今日からお話するのは、このビジネスのお話です。
では、皆さん、奄美に全く馴染みはありませんが、マクドナルドはご存知ですよね?

↑このマークのアノお店です。
そのマクドナルド社のビジネスは何だと思いますか?
皆さんもご存知の通りハンバーガーなどのファーストフード店ですが、
ハンバーガーなどのファーストフードを売ることがマクドナルド社のビジネスでしょうか?
その問いに対してマクドナルド社の創業者レイ・クロック氏はこう述べています。
「私のビジネスはハンバーガーを売ることじゃない。不動産業だよ。」
たしかに会社の経営戦略上のビジネスの基盤はハンバーガーを売ることにありますが、
レイ氏はそれと同時にいつも店舗の立地のことを考えていたのです。
店舗のある建物、その立地条件こそがその店の成功を左右する重要な要因であることを彼は知っていたのです。
基本的にはマクドナルドのフランチャイズ権を買った人は、
レイ・クロック氏の会社がその店舗のある土地を買うための代金を
代わりに支払っているのと同じことをしています。
現在、マクドナルド社は1つの企業としては世界最大級の不動産所有会社です。
その総面積は世界中のカトリック教会を合わせたものより大きい。
同社はそれに加え、アメリカをはじめとする世界各国で、
最も地価相場の高い交差点の土地を複数所有しています。
前の章の終わりに、一般の多くの人が自分のためではなく
他人のために働いていることを説明する図を示しました。
このような人たちは、まず会社のオーナーのために働き、
次に税を納めることで政府のために働き、
あとの残りは抵当権を持っている銀行のために働いています。
お金持ちになるための第三の秘訣は自分の『ビジネス』を持つことです。
多くの人がいつもお金に苦労している直接の要因はたいていの場合、
一生他人のために働いていることにあります。
世の中には、毎日いくら働いても結局は何も自分の手元には残らないという人がどんなに多いことでしょう。
今日の教育制度は、いい成績をとって安定した仕事に就くための準備を
若者にさせることに照準を合わせています。
そのレールに乗ったまま就職した若者たちの人生は、
会社からもらう給料、つまり、前に説明した損益計算書の「収入」の欄を中心に展開される。
学生の中には、専門技術を高めるためにさらに高いレベルの教育を受けるものもたくさんいます。
彼らはたとえば技術者、科学者、コック、警察官、画家、作家などになるために学びます。
そして、このような専門技術を身に付けることで、
世の中の労働力の一部となってお金のために働くことができるようになります。
ここで注意してほしいのは、職業(プロフェッション)とビジネスには大きな違いがあるということです。
本日の記事の最初で私は
「あなたのビジネスは何ですか?」と問いました。
皆さんの頭の中にはどんな答えが浮かびましたか?
たとえば、「銀行だ。」と答えた人がいたとします。
その人に「銀行を経営しているのですか?」と訊ねると
「いや、銀行で働いています。」と返答されるでしょう。
この人の中では職業とビジネスが混同されています。
職業として銀行に勤めていても、そのほかに自分自身のビジネスが必要だということをこの人は知らないのです。
今日から新章突入です。
早速ですが、
あなたのビジネスは何ですか?
今日からお話するのは、このビジネスのお話です。
では、皆さん、奄美に全く馴染みはありませんが、マクドナルドはご存知ですよね?

↑このマークのアノお店です。
そのマクドナルド社のビジネスは何だと思いますか?
皆さんもご存知の通りハンバーガーなどのファーストフード店ですが、
ハンバーガーなどのファーストフードを売ることがマクドナルド社のビジネスでしょうか?
その問いに対してマクドナルド社の創業者レイ・クロック氏はこう述べています。
「私のビジネスはハンバーガーを売ることじゃない。不動産業だよ。」
たしかに会社の経営戦略上のビジネスの基盤はハンバーガーを売ることにありますが、
レイ氏はそれと同時にいつも店舗の立地のことを考えていたのです。
店舗のある建物、その立地条件こそがその店の成功を左右する重要な要因であることを彼は知っていたのです。
基本的にはマクドナルドのフランチャイズ権を買った人は、
レイ・クロック氏の会社がその店舗のある土地を買うための代金を
代わりに支払っているのと同じことをしています。
現在、マクドナルド社は1つの企業としては世界最大級の不動産所有会社です。
その総面積は世界中のカトリック教会を合わせたものより大きい。
同社はそれに加え、アメリカをはじめとする世界各国で、
最も地価相場の高い交差点の土地を複数所有しています。
前の章の終わりに、一般の多くの人が自分のためではなく
他人のために働いていることを説明する図を示しました。
このような人たちは、まず会社のオーナーのために働き、
次に税を納めることで政府のために働き、
あとの残りは抵当権を持っている銀行のために働いています。
お金持ちになるための第三の秘訣は自分の『ビジネス』を持つことです。
多くの人がいつもお金に苦労している直接の要因はたいていの場合、
一生他人のために働いていることにあります。
世の中には、毎日いくら働いても結局は何も自分の手元には残らないという人がどんなに多いことでしょう。
今日の教育制度は、いい成績をとって安定した仕事に就くための準備を
若者にさせることに照準を合わせています。
そのレールに乗ったまま就職した若者たちの人生は、
会社からもらう給料、つまり、前に説明した損益計算書の「収入」の欄を中心に展開される。
学生の中には、専門技術を高めるためにさらに高いレベルの教育を受けるものもたくさんいます。
彼らはたとえば技術者、科学者、コック、警察官、画家、作家などになるために学びます。
そして、このような専門技術を身に付けることで、
世の中の労働力の一部となってお金のために働くことができるようになります。
ここで注意してほしいのは、職業(プロフェッション)とビジネスには大きな違いがあるということです。
本日の記事の最初で私は
「あなたのビジネスは何ですか?」と問いました。
皆さんの頭の中にはどんな答えが浮かびましたか?
たとえば、「銀行だ。」と答えた人がいたとします。
その人に「銀行を経営しているのですか?」と訊ねると
「いや、銀行で働いています。」と返答されるでしょう。
この人の中では職業とビジネスが混同されています。
職業として銀行に勤めていても、そのほかに自分自身のビジネスが必要だということをこの人は知らないのです。
2016年05月22日
キャッシュフローを学ぶ⑬~『裕福度』の測り方~
皆さん、こんばんは。
今日は『キャッシュフローを学ぶ』の最後の投稿です。
あなたは人と違うことをしたいタイプですか?
人と同じことをしたいタイプですか?
もしあなたが人と同じことをしたいタイプだとしたら、
あなたの財務諸表は↓のようになっているはずです。

会社に勤めていて持ち家を持っている人が『働いている』という場合、
それは簡単に言うと次の3つのことを意味しています。
①他人のために働く。
会社勤めしている人は、自分ではなく会社のオーナーあるいは株主を金持ちにするために働いています。
あなたの努力と成功は、結局はオーナーの成功と引退後の生活を助けるだけです。
②政府のために働く。
政府はあなたの給料から分け前を差し引きます。
だから、給料の全部をあなたが拝むことすらできません。
一生懸命働けば働くほど、税金を多く払わなければなりません。
たいていの人は年に5ヶ月は政府のため、税金を払うためだけに働いている。
③銀行をために働く。
税金を引かれたあとの支出で一番大きいのは、たいていの場合、住宅ローンの返済とクレジットカードの支払いです。
一生懸命働くだけではだめだというのは、
増えた収入のうち大部分がいま挙げたような仕組みで他人の懐に入ってしまうからです。
一生懸命働いたらその努力した分が
そのまま自分や自分の家族の利益になるための方法を学ぶ必要があるのはこのためです。
働いた分がそのまま自分の利益になるように、自分自身のビジネスと呼べるものを持とうと決心した人は、
次に、どうやって目標を立てたらいいかという問題にぶつかります。
たいていの人は今の仕事はやめずに、そこからの給料を貯めて資産に回すことになります。
そのうち資産が増えてきたとして、その成功の度合いはどのようにして測ったらいいのでしょう?
自分を金持ちと呼べるのはどの段階から?
『富』を築いたといえるのは?
私は資産と負債についてはっきりとした定義を持っていますが、
それと同じように『富』についてもはっきりした定義を持っています。
もっとも、この場合はバックミンスター・フラーという人からの受け売りです。
フラーのことは変人と呼ぶ人もいれば、天才だという人もいます。
数十年前の話ですが、フラーはジオデシックドームと名づけられた建築物に関する特許を申請して、
建築家たちの間に物議をかもしました。
その申請書の中で、彼は富について書いています。
はじめてこれを読んだときにはずいぶん分かりにくいと思いましたが、
何度か読んでいるうちになるほどと思うようになりました。
フラーの考えによると、『富』というのはあと何日間その人が生き残ることができるか、
つまり、今日仕事を辞めたとして、あとどれくらい生きていけるか、その能力を指します。
資産と負債の差が純資産ですが、そのもととなる資産には、高価ですが本当には価値のないものや、
本人にとって価値があるだけで実際は安価だというものも含まれていることがよくあります。
この『純資産』を富の基準として採用せず、フラーの考え方に従うと、
正確で現実に即した判定をすることができます。
実際、こ考え方を採用すれば、他人に依存することなく経済的に自立した状態を確立するという目標に
自分がどれくらい近づいているかが正確に測れます。
いまも言ったように、純資産の中には、せっかく買ったのにいまではガレージに眠っているガラクタのように、
現金を生まない資産が含まれていることがよくあります。
一方、フラーや私の考える富はそれとは異なり、
所有しているお金がどれだけのお金を日々生みつつあるかを測ります。
つまりその人の金銭的な耐久力を測るわけです。
フラーの言う富は、資産蘭からのキャッシュフローと、支出蘭からの支出を比較した測定方法です。
例をあげてみましょう。
たとえば、資産からのキャッシュフローが毎月10万円だとしましょう。
それに対し、毎月の支出が20万円だとすると、私の『富(あるいは裕福度)』はどうなるでしょう?
ここでフラーの定義に戻ってみましょう。
彼の定義を使った場合、私は何日生き延びられるでしょう?
一ヶ月を30日とすると、フラーの定義によれば、
私は15日間生きられるだけのキャッシュフローがあることになります。
つまり、この考えでいくと、資産からのキャッシュフローが20万円に達して、
はじめて私は富を手にしたことになります。
でも、富を手にしたからといって、この状態ではまだ金持ちではありません。
資産から生み出される収入で毎月の支出が賄えるようになったというだけのことです。
もしこの裕福度を維持したまま支出を増やしたいと思ったら、
資産からの現金の流れを増やさなければなりません。
ここで注意してもらいたいのは、資産からのキャッシュフローで支出が賄えるようになった時点で、
私は給料に依存することがなくなったということです。
今日仕事をやめたとしても、資産からのキャッシュフローで毎月の支出をまかなうことができます。
次の私の目標は、資産からのキャッシュフローのうちあまった分をふたたび資産に組み込むことです。
資産につぎ込むお金が多くなればなるほど資産が増え、資産が増えれば増えるほど、
そこからのキャッシュフローが多くなります。
そして、支出が資産からのキャッシュフローを超えない状態を続けているかぎり、
私はどんどん金持ちになります。
つまり、実際にその場にいて物理的に労働することなしに、入ってくる収入を増やすことができるのです。
あまったお金を資産につぎ込むこの再投資のプロセスが軌道に乗れば、
私は金持ちになるためのベルトコンベアーに乗ったも同然です。
富を築くための第一歩として次の3つのことをしっかりと心に刻んでおきます。
金持ちは資産を買う
貧乏人の家計は支出ばかり
中流の人間は資産と思って負債を買う
では、自分自身のビジネスを持つためにはどうしたらいいのでしょう?
その答えを見つけるために、第3章を楽しみにしてください。
今日は『キャッシュフローを学ぶ』の最後の投稿です。
あなたは人と違うことをしたいタイプですか?
人と同じことをしたいタイプですか?
もしあなたが人と同じことをしたいタイプだとしたら、
あなたの財務諸表は↓のようになっているはずです。

会社に勤めていて持ち家を持っている人が『働いている』という場合、
それは簡単に言うと次の3つのことを意味しています。
①他人のために働く。
会社勤めしている人は、自分ではなく会社のオーナーあるいは株主を金持ちにするために働いています。
あなたの努力と成功は、結局はオーナーの成功と引退後の生活を助けるだけです。
②政府のために働く。
政府はあなたの給料から分け前を差し引きます。
だから、給料の全部をあなたが拝むことすらできません。
一生懸命働けば働くほど、税金を多く払わなければなりません。
たいていの人は年に5ヶ月は政府のため、税金を払うためだけに働いている。
③銀行をために働く。
税金を引かれたあとの支出で一番大きいのは、たいていの場合、住宅ローンの返済とクレジットカードの支払いです。
一生懸命働くだけではだめだというのは、
増えた収入のうち大部分がいま挙げたような仕組みで他人の懐に入ってしまうからです。
一生懸命働いたらその努力した分が
そのまま自分や自分の家族の利益になるための方法を学ぶ必要があるのはこのためです。
働いた分がそのまま自分の利益になるように、自分自身のビジネスと呼べるものを持とうと決心した人は、
次に、どうやって目標を立てたらいいかという問題にぶつかります。
たいていの人は今の仕事はやめずに、そこからの給料を貯めて資産に回すことになります。
そのうち資産が増えてきたとして、その成功の度合いはどのようにして測ったらいいのでしょう?
自分を金持ちと呼べるのはどの段階から?
『富』を築いたといえるのは?
私は資産と負債についてはっきりとした定義を持っていますが、
それと同じように『富』についてもはっきりした定義を持っています。
もっとも、この場合はバックミンスター・フラーという人からの受け売りです。
フラーのことは変人と呼ぶ人もいれば、天才だという人もいます。
数十年前の話ですが、フラーはジオデシックドームと名づけられた建築物に関する特許を申請して、
建築家たちの間に物議をかもしました。
その申請書の中で、彼は富について書いています。
はじめてこれを読んだときにはずいぶん分かりにくいと思いましたが、
何度か読んでいるうちになるほどと思うようになりました。
フラーの考えによると、『富』というのはあと何日間その人が生き残ることができるか、
つまり、今日仕事を辞めたとして、あとどれくらい生きていけるか、その能力を指します。
資産と負債の差が純資産ですが、そのもととなる資産には、高価ですが本当には価値のないものや、
本人にとって価値があるだけで実際は安価だというものも含まれていることがよくあります。
この『純資産』を富の基準として採用せず、フラーの考え方に従うと、
正確で現実に即した判定をすることができます。
実際、こ考え方を採用すれば、他人に依存することなく経済的に自立した状態を確立するという目標に
自分がどれくらい近づいているかが正確に測れます。
いまも言ったように、純資産の中には、せっかく買ったのにいまではガレージに眠っているガラクタのように、
現金を生まない資産が含まれていることがよくあります。
一方、フラーや私の考える富はそれとは異なり、
所有しているお金がどれだけのお金を日々生みつつあるかを測ります。
つまりその人の金銭的な耐久力を測るわけです。
フラーの言う富は、資産蘭からのキャッシュフローと、支出蘭からの支出を比較した測定方法です。
例をあげてみましょう。
たとえば、資産からのキャッシュフローが毎月10万円だとしましょう。
それに対し、毎月の支出が20万円だとすると、私の『富(あるいは裕福度)』はどうなるでしょう?
ここでフラーの定義に戻ってみましょう。
彼の定義を使った場合、私は何日生き延びられるでしょう?
一ヶ月を30日とすると、フラーの定義によれば、
私は15日間生きられるだけのキャッシュフローがあることになります。
つまり、この考えでいくと、資産からのキャッシュフローが20万円に達して、
はじめて私は富を手にしたことになります。
でも、富を手にしたからといって、この状態ではまだ金持ちではありません。
資産から生み出される収入で毎月の支出が賄えるようになったというだけのことです。
もしこの裕福度を維持したまま支出を増やしたいと思ったら、
資産からの現金の流れを増やさなければなりません。
ここで注意してもらいたいのは、資産からのキャッシュフローで支出が賄えるようになった時点で、
私は給料に依存することがなくなったということです。
今日仕事をやめたとしても、資産からのキャッシュフローで毎月の支出をまかなうことができます。
次の私の目標は、資産からのキャッシュフローのうちあまった分をふたたび資産に組み込むことです。
資産につぎ込むお金が多くなればなるほど資産が増え、資産が増えれば増えるほど、
そこからのキャッシュフローが多くなります。
そして、支出が資産からのキャッシュフローを超えない状態を続けているかぎり、
私はどんどん金持ちになります。
つまり、実際にその場にいて物理的に労働することなしに、入ってくる収入を増やすことができるのです。
あまったお金を資産につぎ込むこの再投資のプロセスが軌道に乗れば、
私は金持ちになるためのベルトコンベアーに乗ったも同然です。
富を築くための第一歩として次の3つのことをしっかりと心に刻んでおきます。
金持ちは資産を買う
貧乏人の家計は支出ばかり
中流の人間は資産と思って負債を買う
では、自分自身のビジネスを持つためにはどうしたらいいのでしょう?
その答えを見つけるために、第3章を楽しみにしてください。
2016年05月20日
キャッシュフローを学ぶ⑫~お金持ちはこうやってどんどんお金持ちになる~
皆さん、こんばんは。
前回は『持ち家』に対する考え方のお話をしました。
今回は『お金持ちがどうやってどんどんお金持ちになるか』というお話ですが、
その前に貧乏な人は何故お金持ちになれないのか?
貧乏な人の財政状態を表す財務諸表を見れば、ラットレースに巻き込まれた人間の暮らしがどんなものか分かります。
こういう人は収入が増加すれば、支出も増加し、資産に投資するための余裕は永久に出てこない。
その結果、負債が資産より大きくなります。
↓の図は貧乏な人の財務諸表です。

百聞は一見にしかず。
これを見ると、収入と支出が同じであると同時に、負債が資産を上回っていることがよく分かります。

一方↑の図が示すようにお金持ちの財政状態を表す財務諸表は、
負債を減らし、投資をすることに全力をつぎ込んだ生き方が見事に反映されています
お金持ちの財務諸表をよく見てみると、お金持ちがなぜますますお金持ちになるか、その理由がよくわかります。
それは、資産が大きいからそこから生まれる収入が支出を上回り、あまったお金を再び資産に回すことができることです。
そうすれば、資産は更に増え続け、収入も増え続けます。
その結果は簡単明瞭。
↓の図のようにお金持ちはますますお金持ちになります。

中流以下の人は↓のようにいつもお金に困っています。

彼らの主な収入源は会社からの給料です。
給料が上がると税金も上がる。
支出の方も給料と足並みを揃えて増えるのが普通だ。
だから結果として永遠に終わることのないラットレースを続けることになります。
こういう人はたいてい、収入を生む本当の資産にお金を投資する代わりに家を買い、それを最大の資産と考えています。
借金に依存した現代社会の根底には、自分の持ち家を資産とみなし、
給料が上がればもっとお金を使うことができると考える、この「中流パターン」が横たわっています。
収入の増加とともに支出がどんどん増えていくこのようなプロセスが働いている限り、
たとえ昇給し続け、給料が上がり続けたとしても、ますます多くの借金をかかえるだけで、
家計の不安定さは増すばかりです。
これこそが、お金に関する教育の不足から生まれる、高いリスクをともなった生き方です。
最近は仕事を失う人が大幅に増えていますが、
そのおかげで中流の家庭が実はどんなに財政的に不安定な状態にあるかが浮き彫りにされました。
確定拠出だった企業の年金プランは401(K)(確定拠出年金プラン)へとどんどん変更されています。
それに、社会保障制度が大きな問題を抱えているのは明らかで、引退後の収入源としてはまったくあてになりません。
まさに中流家庭にパニックが忍び寄っていると言ってよいでしょう。
投資信託が人気があるのは、安全性を売りにしているからです。
投資信託を買う人のほとんどが、税金や住宅ローン、クレジットカードの支払いに追われ、
子供の教育資金を貯めるのに一生懸命で、自分でちゃんと調べて投資をするだけの時間的余裕がない。
だから、証券会社の投資信託運用の腕を信じてそれを買う。
また、投資信託には種類の違う投資が組み合わされているので、
「リスクが分散されている」から安全だろうと考えて買う人もいます。
高い教育を受けた中流の人たちは、
投資信託を勧めるブローカーやファイナンシャル・プランナーが唱える『リスクの分散』のお題目を信じて投資する。
つまり、彼らにとっては安全に、危険を避けて投資することが一番の関心ごとなのです。
ところが皮肉なことに、この平均的な中流の人たちは、自分達が若い頃にお金に関する教育を受けなかったために、避けよう避けようとしているリスクにかえって遭遇することになります。
そもそも安全策を取らざるを得なかった理由は、彼らの経済状態がせいぜいよく言ってもギリギリの状態だったからです。
つまり、貸借対照表がバランスを取っているとは言えない状態です。
収入を生み出す資産はなく、負債の蘭ばかりが大きい。
それに、たいていの場合は収入の道は給料だけだから、家計はすべて雇い主に依存していることになります。
だから、たとえ「一生に一度のチャンス」が来たとしても、こういう人たちはそのチャンスを活かすことができない。
精一杯働いていて、税金も最大限まで支払い、借金で首が回らないからです。
この章の始めに書いたように、一番大切なことは資産と負債の違いを知ることです。
その違いが分かったら、次は収入を生む資産を買うことだけに努力を集中する。
これがお金持ちになるための道を歩み始める最善の方法です。
この方法を実行し続ければ、資産の蘭が大きくなっていく。
その一方で、負債と支出は低く抑えるように努力する。
そうしたらもっと投機性の高い投資に目を向ける余裕ができる。
投機性の高い投資というのは2倍から無限大の成長の可能性を持つ投資です。
50万円の投資が1億円以上になるにもそう時間はかかりません。
一般の中流の人たちはこういう投資は「危険が多すぎる」と言います。
でも、お金に関する知識を持っている人にとっては危険ではありません。
こういった投資をやれとは言いません。
こういった投資ができるだけのお金に関する知識を身に付けるべきなのです。
前回は『持ち家』に対する考え方のお話をしました。
今回は『お金持ちがどうやってどんどんお金持ちになるか』というお話ですが、
その前に貧乏な人は何故お金持ちになれないのか?
貧乏な人の財政状態を表す財務諸表を見れば、ラットレースに巻き込まれた人間の暮らしがどんなものか分かります。
こういう人は収入が増加すれば、支出も増加し、資産に投資するための余裕は永久に出てこない。
その結果、負債が資産より大きくなります。
↓の図は貧乏な人の財務諸表です。

百聞は一見にしかず。
これを見ると、収入と支出が同じであると同時に、負債が資産を上回っていることがよく分かります。

一方↑の図が示すようにお金持ちの財政状態を表す財務諸表は、
負債を減らし、投資をすることに全力をつぎ込んだ生き方が見事に反映されています
お金持ちの財務諸表をよく見てみると、お金持ちがなぜますますお金持ちになるか、その理由がよくわかります。
それは、資産が大きいからそこから生まれる収入が支出を上回り、あまったお金を再び資産に回すことができることです。
そうすれば、資産は更に増え続け、収入も増え続けます。
その結果は簡単明瞭。
↓の図のようにお金持ちはますますお金持ちになります。

中流以下の人は↓のようにいつもお金に困っています。

彼らの主な収入源は会社からの給料です。
給料が上がると税金も上がる。
支出の方も給料と足並みを揃えて増えるのが普通だ。
だから結果として永遠に終わることのないラットレースを続けることになります。
こういう人はたいてい、収入を生む本当の資産にお金を投資する代わりに家を買い、それを最大の資産と考えています。
借金に依存した現代社会の根底には、自分の持ち家を資産とみなし、
給料が上がればもっとお金を使うことができると考える、この「中流パターン」が横たわっています。
収入の増加とともに支出がどんどん増えていくこのようなプロセスが働いている限り、
たとえ昇給し続け、給料が上がり続けたとしても、ますます多くの借金をかかえるだけで、
家計の不安定さは増すばかりです。
これこそが、お金に関する教育の不足から生まれる、高いリスクをともなった生き方です。
最近は仕事を失う人が大幅に増えていますが、
そのおかげで中流の家庭が実はどんなに財政的に不安定な状態にあるかが浮き彫りにされました。
確定拠出だった企業の年金プランは401(K)(確定拠出年金プラン)へとどんどん変更されています。
それに、社会保障制度が大きな問題を抱えているのは明らかで、引退後の収入源としてはまったくあてになりません。
まさに中流家庭にパニックが忍び寄っていると言ってよいでしょう。
投資信託が人気があるのは、安全性を売りにしているからです。
投資信託を買う人のほとんどが、税金や住宅ローン、クレジットカードの支払いに追われ、
子供の教育資金を貯めるのに一生懸命で、自分でちゃんと調べて投資をするだけの時間的余裕がない。
だから、証券会社の投資信託運用の腕を信じてそれを買う。
また、投資信託には種類の違う投資が組み合わされているので、
「リスクが分散されている」から安全だろうと考えて買う人もいます。
高い教育を受けた中流の人たちは、
投資信託を勧めるブローカーやファイナンシャル・プランナーが唱える『リスクの分散』のお題目を信じて投資する。
つまり、彼らにとっては安全に、危険を避けて投資することが一番の関心ごとなのです。
ところが皮肉なことに、この平均的な中流の人たちは、自分達が若い頃にお金に関する教育を受けなかったために、避けよう避けようとしているリスクにかえって遭遇することになります。
そもそも安全策を取らざるを得なかった理由は、彼らの経済状態がせいぜいよく言ってもギリギリの状態だったからです。
つまり、貸借対照表がバランスを取っているとは言えない状態です。
収入を生み出す資産はなく、負債の蘭ばかりが大きい。
それに、たいていの場合は収入の道は給料だけだから、家計はすべて雇い主に依存していることになります。
だから、たとえ「一生に一度のチャンス」が来たとしても、こういう人たちはそのチャンスを活かすことができない。
精一杯働いていて、税金も最大限まで支払い、借金で首が回らないからです。
この章の始めに書いたように、一番大切なことは資産と負債の違いを知ることです。
その違いが分かったら、次は収入を生む資産を買うことだけに努力を集中する。
これがお金持ちになるための道を歩み始める最善の方法です。
この方法を実行し続ければ、資産の蘭が大きくなっていく。
その一方で、負債と支出は低く抑えるように努力する。
そうしたらもっと投機性の高い投資に目を向ける余裕ができる。
投機性の高い投資というのは2倍から無限大の成長の可能性を持つ投資です。
50万円の投資が1億円以上になるにもそう時間はかかりません。
一般の中流の人たちはこういう投資は「危険が多すぎる」と言います。
でも、お金に関する知識を持っている人にとっては危険ではありません。
こういった投資をやれとは言いません。
こういった投資ができるだけのお金に関する知識を身に付けるべきなのです。
2016年05月19日
キャッシュフローを学ぶ⑪~持ち家は資産でも投資でもない~
皆さん、こんにちは。
前回は『人と同じことだけしていてもダメ』というお話をしました。
今回は『持ち家』関するお話です。
皆さんは『持ち家』は『資産』だと思いますか?
『投資』だと思いますか?
『負債』だと思いますか?


↑の二つの図は、『持ち家』に対する考え方の違いを示したものです。
一方が『持ち家』を『資産』と考えているのに対し、もう一方は『負債』だと考えています。

↑の図には家を持っていることに伴う諸経費も載せています。
家が大きければ大きいほど経費もかさみます。
その分、支出の蘭から外に出て行くお金も増えます。
多くの人にとって家は『夢』であり、最大の投資だということは私も知っています。
たしかに持ち家を持っている方が何も持っていないよりはましです。
ただ私が言いたいのは、「家は資産だ」「家は投資だ」という、
よく耳にする考え方にはまったく別の見方もあるということです。
私もどの家より大きくて立派な家を建てて自慢したい気持ちはあります。
しかし、家計からお金を吸い取っていくからには、それは『負債』なのです。
そこで、私の考え方を紹介すると次のようになります。
すべての人がこの考え方に賛成するとはかぎらないことは承知の上です。
私自身、以前は違う考え方でした。
なぜなら家というのはただの『物』ではなく、感情的な意味を持っているからです。
さまざまな強い感情はファイナンシャル・インテリジェンスを鈍らせることがよくある。
お金にさまざまな決定を感情的なものにする力があることはよく知っています。
家を持つことに関しては次のようなことを頭に入れておかなければなりません。
①ほとんどの人は完全には自分のものにならない家のために一生お金を払い続ける。
つまり、ほとんどの人は何年かおきに新しい家に買い換えるが、そのたびに前の家の支払いはすませても、
たいていは前より大きな家を買うために新たな30年ローンを組むことになる。
もしくは新しい家に買い換える前に『ラットレース』の罠にはまり、一生同じ家に済み続けるか、
支払いに困り家を手放すことになる。
②たとえ住宅ローンの返済の利子分を所得税の対象の所得から控除することができたとしても、
そのほかの経費は税金をとられたあとの収入から払わなければならない。
たとえローンを払い終わったところで、その経費は変わらない。
③固定資産税もばかにならない。
特に年金受給者の負担額は家計に大きな影響を及ぼす。
結局、家をやむなく手放すという人もいる。
④家の価値はつねに上がるとはかぎらない。
家を購入した値段より安い値段でしか売れないという人は多い。
⑤持ち家を所有することにともなう『損失』の中で最大のものは、それによって大切なチャンスが失われることです。
家にすべてのお金をつぎこんでしまったら、あとは前にもまして一生懸命に働くしかない。
というのも、家にかかるお金が支出としてどんどん出て行く一方で、資産の蘭には何も貯まらないからです。
これが中流家庭の典型的なお金の流れのパターンです。
もし、結婚したばかりの若いカップルが早い時期に資産の蘭にお金を注ぎ込もうとすれば、
あとになって楽な生活が送れる。
その頃には資産が大きくなっていて、支出をカバーするだけの収入を生んでくれるようになっているでしょう。
家を所有することは多くの場合、増え続ける支出のために、家屋を抵当としたローンを背負い込む原因になります。
この5番目の『損失』についてもう少し説明します。
有価証券への投資など、資産を増やす努力を早い時期に始める代わりに、
借金をしなければ買えないような家を買った場合、最終的にそれは少なくとも次のような3つの損失をその人に与える。
①時間を失う。
ほかの「本当の資産」に投資していれば、ローンをせっせと返しているあいだにその価値が上がったかもしれない。
②投資にまわせるはずの資本が減る。
家を買ったことによって、それからずっと払い続けなければならなくなる高い維持費は、
本当ならばほかの投資に回すことができたはずのお金です。
③教育を受ける機会を失う。
ふつう人は持ち家や貯金、年金などを資産として考え、それをあてにする。
そして、投資に回すお金はないからと言って、投資には手を出そうとしない。
このことは投資の経験を逃していることになる。
このようにしてたいていの人は、「洗練された投資家」になるチャンスを失う。
一番割りのいい投資というのはこういった「洗練された投資家」にまず最初に売られ、
次にこの投資家が一般の「安全なものだけを買う投資家」に売りさばいて利益をものにするのです。
私は買うなと言っているわけではありません。
資産と負債の違いを理解すべきだと言っているのです。
今より大きな家が欲しいと思ったら、私はまず、その家を買うのに充分なキャッシュフローを生む資産を買います。
前回は『人と同じことだけしていてもダメ』というお話をしました。
今回は『持ち家』関するお話です。
皆さんは『持ち家』は『資産』だと思いますか?
『投資』だと思いますか?
『負債』だと思いますか?


↑の二つの図は、『持ち家』に対する考え方の違いを示したものです。
一方が『持ち家』を『資産』と考えているのに対し、もう一方は『負債』だと考えています。

↑の図には家を持っていることに伴う諸経費も載せています。
家が大きければ大きいほど経費もかさみます。
その分、支出の蘭から外に出て行くお金も増えます。
多くの人にとって家は『夢』であり、最大の投資だということは私も知っています。
たしかに持ち家を持っている方が何も持っていないよりはましです。
ただ私が言いたいのは、「家は資産だ」「家は投資だ」という、
よく耳にする考え方にはまったく別の見方もあるということです。
私もどの家より大きくて立派な家を建てて自慢したい気持ちはあります。
しかし、家計からお金を吸い取っていくからには、それは『負債』なのです。
そこで、私の考え方を紹介すると次のようになります。
すべての人がこの考え方に賛成するとはかぎらないことは承知の上です。
私自身、以前は違う考え方でした。
なぜなら家というのはただの『物』ではなく、感情的な意味を持っているからです。
さまざまな強い感情はファイナンシャル・インテリジェンスを鈍らせることがよくある。
お金にさまざまな決定を感情的なものにする力があることはよく知っています。
家を持つことに関しては次のようなことを頭に入れておかなければなりません。
①ほとんどの人は完全には自分のものにならない家のために一生お金を払い続ける。
つまり、ほとんどの人は何年かおきに新しい家に買い換えるが、そのたびに前の家の支払いはすませても、
たいていは前より大きな家を買うために新たな30年ローンを組むことになる。
もしくは新しい家に買い換える前に『ラットレース』の罠にはまり、一生同じ家に済み続けるか、
支払いに困り家を手放すことになる。
②たとえ住宅ローンの返済の利子分を所得税の対象の所得から控除することができたとしても、
そのほかの経費は税金をとられたあとの収入から払わなければならない。
たとえローンを払い終わったところで、その経費は変わらない。
③固定資産税もばかにならない。
特に年金受給者の負担額は家計に大きな影響を及ぼす。
結局、家をやむなく手放すという人もいる。
④家の価値はつねに上がるとはかぎらない。
家を購入した値段より安い値段でしか売れないという人は多い。
⑤持ち家を所有することにともなう『損失』の中で最大のものは、それによって大切なチャンスが失われることです。
家にすべてのお金をつぎこんでしまったら、あとは前にもまして一生懸命に働くしかない。
というのも、家にかかるお金が支出としてどんどん出て行く一方で、資産の蘭には何も貯まらないからです。
これが中流家庭の典型的なお金の流れのパターンです。
もし、結婚したばかりの若いカップルが早い時期に資産の蘭にお金を注ぎ込もうとすれば、
あとになって楽な生活が送れる。
その頃には資産が大きくなっていて、支出をカバーするだけの収入を生んでくれるようになっているでしょう。
家を所有することは多くの場合、増え続ける支出のために、家屋を抵当としたローンを背負い込む原因になります。
この5番目の『損失』についてもう少し説明します。
有価証券への投資など、資産を増やす努力を早い時期に始める代わりに、
借金をしなければ買えないような家を買った場合、最終的にそれは少なくとも次のような3つの損失をその人に与える。
①時間を失う。
ほかの「本当の資産」に投資していれば、ローンをせっせと返しているあいだにその価値が上がったかもしれない。
②投資にまわせるはずの資本が減る。
家を買ったことによって、それからずっと払い続けなければならなくなる高い維持費は、
本当ならばほかの投資に回すことができたはずのお金です。
③教育を受ける機会を失う。
ふつう人は持ち家や貯金、年金などを資産として考え、それをあてにする。
そして、投資に回すお金はないからと言って、投資には手を出そうとしない。
このことは投資の経験を逃していることになる。
このようにしてたいていの人は、「洗練された投資家」になるチャンスを失う。
一番割りのいい投資というのはこういった「洗練された投資家」にまず最初に売られ、
次にこの投資家が一般の「安全なものだけを買う投資家」に売りさばいて利益をものにするのです。
私は買うなと言っているわけではありません。
資産と負債の違いを理解すべきだと言っているのです。
今より大きな家が欲しいと思ったら、私はまず、その家を買うのに充分なキャッシュフローを生む資産を買います。
2016年05月18日
キャッシュフローを学ぶ⑩~他の人と同じことだけしていてもダメ~
皆さん、こんばんは。
前回は若い男女を例に一生懸命働く人たちの人生のパターンのお話をしました。
お金に困っている人や、困ってはいなくてもそこそこの収入しかない人は、たいていの場合
お金に動かされるままになっています。
毎朝起きて一生懸命働くだけで、自分がいまやっていることが正しいかどうか自問しようとしません。
毎日それを続けることは、自らを罠にかけているようなものです。
お金のことを充分に理解していないために、ほとんどの人が恐ろしいお金の力に身を任せてしまっています。
多くの人は自分の内に潜む知恵、自分の中にある天賦の才能を信じることなく、みんなと同じ方法を選ぶ。
つまり、『ほかのみんながそうしているから…』という理由で行動するのだ。
こういう人は疑問を持つこともなく、ただみんなと同じようにする。
また、何も考えずに、自分がこれまで言われてきた通りのことをやり続けるという場合も少なくない。
つまり、「リスクの分散」とか「持ち家は資産」「持ち家は最大の投資」「借金をすれば節税できる」
「安全な仕事を見つけろ」「間違いをするな」「危険を冒すな」といった考え方を鵜呑みにしてそのまま実行する。
悪い噂が立つことが死ぬことより怖いという人はけっこういます。
悪い噂が立つのが怖いというのは、仲間はずれにされることに対する恐怖からきている。
つまり、一人だけ孤立してしまう、一人だけみんなから後ろ指を指される、ばかにされる…
そういったことが怖いのだ。
多くの場合、人と違ったことをするのを恐れるのはこのような気持ちが、
問題解決のための新しい道を見つけるのを難しくする。
たいていの人が「安全な方法をとるのがいい」と言う最大の理由は恐怖です。
スポーツをやる場合でも、人間関係においても、仕事の上でも、またお金の面でも、
何についてもこのことはあてはまる。
人間が他人と同じことをする傾向にあり、
一般に受け入れられている意見や世の中の流行にだまって従う理由もいま言ったのと同じ、
仲間はずれにされることへの恐怖からです。
「持ち家は資産」「利子の低いローンを使って高利の借金を完済しろ」「もっと一生懸命働け」
「昇進すれば問題は解決する」「いつか私も部長だ」「お金を節約しろ」「給料が上がったら、家を買うぞ」
「投資信託は安全」…
そんな言葉のおかげで私達は罠にはまっていく。
お金に関する大きな問題の多くは、他の人と同じことをしよう、
隣のうちに負けないようにしようとするところから生じるのです。

前回は若い男女を例に一生懸命働く人たちの人生のパターンのお話をしました。
お金に困っている人や、困ってはいなくてもそこそこの収入しかない人は、たいていの場合
お金に動かされるままになっています。
毎朝起きて一生懸命働くだけで、自分がいまやっていることが正しいかどうか自問しようとしません。
毎日それを続けることは、自らを罠にかけているようなものです。
お金のことを充分に理解していないために、ほとんどの人が恐ろしいお金の力に身を任せてしまっています。
多くの人は自分の内に潜む知恵、自分の中にある天賦の才能を信じることなく、みんなと同じ方法を選ぶ。
つまり、『ほかのみんながそうしているから…』という理由で行動するのだ。
こういう人は疑問を持つこともなく、ただみんなと同じようにする。
また、何も考えずに、自分がこれまで言われてきた通りのことをやり続けるという場合も少なくない。
つまり、「リスクの分散」とか「持ち家は資産」「持ち家は最大の投資」「借金をすれば節税できる」
「安全な仕事を見つけろ」「間違いをするな」「危険を冒すな」といった考え方を鵜呑みにしてそのまま実行する。
悪い噂が立つことが死ぬことより怖いという人はけっこういます。
悪い噂が立つのが怖いというのは、仲間はずれにされることに対する恐怖からきている。
つまり、一人だけ孤立してしまう、一人だけみんなから後ろ指を指される、ばかにされる…
そういったことが怖いのだ。
多くの場合、人と違ったことをするのを恐れるのはこのような気持ちが、
問題解決のための新しい道を見つけるのを難しくする。
たいていの人が「安全な方法をとるのがいい」と言う最大の理由は恐怖です。
スポーツをやる場合でも、人間関係においても、仕事の上でも、またお金の面でも、
何についてもこのことはあてはまる。
人間が他人と同じことをする傾向にあり、
一般に受け入れられている意見や世の中の流行にだまって従う理由もいま言ったのと同じ、
仲間はずれにされることへの恐怖からです。
「持ち家は資産」「利子の低いローンを使って高利の借金を完済しろ」「もっと一生懸命働け」
「昇進すれば問題は解決する」「いつか私も部長だ」「お金を節約しろ」「給料が上がったら、家を買うぞ」
「投資信託は安全」…
そんな言葉のおかげで私達は罠にはまっていく。
お金に関する大きな問題の多くは、他の人と同じことをしよう、
隣のうちに負けないようにしようとするところから生じるのです。

2016年05月17日
キャッシュフローを学ぶ⑨~豊かさへの『夢』が『悪夢』に変わるとき~
皆さん、こんばんは。
前回は『キャッシュフローを理解していないために、「なぜ自分が苦労しているか」すらわからず、
必要以上に働き続けることになる』というお話をしました。
一生懸命働く人たちの人生のパターンは決まっています。
高い教育を受けた若い男女が結婚し、それまで一方が暮らしていた狭苦しい賃貸アパートで一緒に生活を始める。
二人は間もなく、一人で暮らしていた頃よりお金がかからないことに気付き、お金を貯め始めます。
問題はアパートが狭すぎることです。
ふたりは家を買い、子供を持つことを夢見てお金を貯める決心をします。
一つの世帯に収入の道は二つ。
二人は仕事に精を出す。
二人の収入が上がり始める。
収入が上がるとそれにつれて支出も増える。
この時のお金の流れは↓このようになります。

『収入が増えたからそろそろ…』と若い二人は夢に見た我が家を買う決心をします。
家を手に入れると税の負担が増えます。
固定資産税です。
それから二人は新しい車を買い、家具を買い、新居に合わせて電化製品を新しくする。
そして、ある日突然、住宅ローンやクレジットの支払いで負債の蘭がいっぱいなのに気付く。
つまり、↓このように収入、支出に続いて負債も増えます。

こうなると二人は『ラットレース』の罠にはまったも同然です。
まもなく赤ん坊が生まれ、二人はさらに一生懸命働きます。
収入が増え、税金が高くなります。
累進課税というやつです。
クレジットカードが郵便で送られてきます。
二人はそれを使う。
限度まで使って支払いが難しくなる。
ローン会社が電話をしてきて、二人の最大の『資産』である家を評価してみたと言ってくる。
そして、資産状況からして支払能力は充分あると考えられるので、
支払いを一本化するためのローンを組んではどうかと提案される。
つまり、金利の高いクレジットカードの支払いをまず済ませるのが最も賢明だと言って二人を納得させるのです。
二人はその提案に従い高利のクレジットカードの支払いを済ませ、住宅を担保とした低利のローンに切り替える。
さらに支払期間を30年に延ばせば月々の支払いが減る。
これはなかなか賢明にやり方に見える。
友人が初夏のセールが始まったから買い物に行こうと誘ってくる。
二人はウィンドウショッピングをするだけと心に決めて出掛ける。
ただし、万が一のためにクレジットカードは持っていく…。
彼らは自分がすでに持っているお金をどのように使うか、その選択の仕方が問題で、
お金に困っている本当の原因はそこにあるということすら気付いていません。
こういう人たちがお金に困っているのは、金銭的な情報を読み解く力がなく、
産と負債の違いがわかっていないからです。
いままでより多くのお金が入ったからといって、お金に関する問題が解決することはほとんどない。
問題を解決するのは知性です。
前回は『キャッシュフローを理解していないために、「なぜ自分が苦労しているか」すらわからず、
必要以上に働き続けることになる』というお話をしました。
一生懸命働く人たちの人生のパターンは決まっています。
高い教育を受けた若い男女が結婚し、それまで一方が暮らしていた狭苦しい賃貸アパートで一緒に生活を始める。
二人は間もなく、一人で暮らしていた頃よりお金がかからないことに気付き、お金を貯め始めます。
問題はアパートが狭すぎることです。
ふたりは家を買い、子供を持つことを夢見てお金を貯める決心をします。
一つの世帯に収入の道は二つ。
二人は仕事に精を出す。
二人の収入が上がり始める。
収入が上がるとそれにつれて支出も増える。
この時のお金の流れは↓このようになります。

『収入が増えたからそろそろ…』と若い二人は夢に見た我が家を買う決心をします。
家を手に入れると税の負担が増えます。
固定資産税です。
それから二人は新しい車を買い、家具を買い、新居に合わせて電化製品を新しくする。
そして、ある日突然、住宅ローンやクレジットの支払いで負債の蘭がいっぱいなのに気付く。
つまり、↓このように収入、支出に続いて負債も増えます。

こうなると二人は『ラットレース』の罠にはまったも同然です。
まもなく赤ん坊が生まれ、二人はさらに一生懸命働きます。
収入が増え、税金が高くなります。
累進課税というやつです。
クレジットカードが郵便で送られてきます。
二人はそれを使う。
限度まで使って支払いが難しくなる。
ローン会社が電話をしてきて、二人の最大の『資産』である家を評価してみたと言ってくる。
そして、資産状況からして支払能力は充分あると考えられるので、
支払いを一本化するためのローンを組んではどうかと提案される。
つまり、金利の高いクレジットカードの支払いをまず済ませるのが最も賢明だと言って二人を納得させるのです。
二人はその提案に従い高利のクレジットカードの支払いを済ませ、住宅を担保とした低利のローンに切り替える。
さらに支払期間を30年に延ばせば月々の支払いが減る。
これはなかなか賢明にやり方に見える。
友人が初夏のセールが始まったから買い物に行こうと誘ってくる。
二人はウィンドウショッピングをするだけと心に決めて出掛ける。
ただし、万が一のためにクレジットカードは持っていく…。
彼らは自分がすでに持っているお金をどのように使うか、その選択の仕方が問題で、
お金に困っている本当の原因はそこにあるということすら気付いていません。
こういう人たちがお金に困っているのは、金銭的な情報を読み解く力がなく、
産と負債の違いがわかっていないからです。
いままでより多くのお金が入ったからといって、お金に関する問題が解決することはほとんどない。
問題を解決するのは知性です。